カペレッティとDONTの違い

カペレッティの章

相手の1NTオープンに対して介入するかどうかを決めるときに、その1NTがストロング(15-17)なのかウィーク(12-14)なのかによって対応が大きく変わる。

ウィーク1NTの時にはあなたの側にゲームがあることがよくあるのに比べ、ストロング1NTの時にはめったにない。

もう一つの違いはウィーク1NTに対してはペナルティダブルをかけられることが重要だということ。ストロング1NTに対しては、ダブルをペナルティダブルとして使うのは時間の無駄だということ。

カペレッティはペナルティダブルを含んでいるので、これはウィークNTに対して使うことを推奨する。ストロング1NTに対してのディフェンスとしてはDONTが良い。相手のNTに対して使い分けるのが面倒ならカペレッティは使っている人が多いという理由でカペレッティを使えばいいだろう。

DONTの章

ストロング1NTに介入する目的はなんだろうか?スコアテーブルは次のように作られている。すなわち、1NTのディクレアラ特にノンバルのディクレアラは、貧弱なスコアで終わることはめったにないということ。

例えば、ダミーがほとんど無価値でノンバルのディクレアラが2ダウンして100点を失ったとする。マッチポイント戦でなら多くのペアが他の方法で110もしくは140点を失っているだろう。

1NTは守るのに難しいコントラクトでもある。ディクレアラはダミーと自分のハンドを見ることができる。ディフェンス側は自分達の有利なスートを見つけたとしてもすでに手遅れかもしれない。従って、少しでもシェイプが良い場合はビッドに介入する十分な理由となる。

 

 

will you go for a big number when the next hand is strong?
次のハンド(1NTオープナーのパートナー)が強い場合、ペナルティにより大きな得点を取りに行くのか?

Occasionally, yes, but some pairs use a double by the 1NT opener's partner for takeout.
時折はそうであるが、いくつかのペアは1NTオープナーのパートナーによるダブルを、テークアウトに使っている。

even those who do use a penalty double may be scared of picking up an inadequate penalty when they can make a game their way.
これをペナルティダブルとして使う人達でさえも、彼らがゲームを作ることができるときに、折り合わないペナルティ点を受け取ることを恐れるかもしれない。

The odds are in your favor, especially when you are not vulnerable.
特にあなたがノンバルならば、オッズはあなたに傾いている。